心臓移植の歴史 【30】移植の直前で止まった試み
- Yumiko Hosoda
- 15 時間前
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章30:移植の直前で止まった試み
1966年5月、カントロウィッツは重度の心疾患を持つ男児を見つけ、数週間後にはオレゴンの病院が無脳症の乳児をドナーとして提供する申し出を行った。その赤ん坊は飛行機でニューヨークまで搬送された。
6月30日の朝、ドナーの心臓は停止し、手術準備が急がれたが、再拍動を開始するには酸素不足の時間が長すぎた。カントロウィッツは手術を断念せざるを得なかった。その後も提供可能な乳児は現れたものの、適切な受け手が見つからず、次の挑戦は翌年の終わりまで待たねばならなかった。

【用語解説】
ドナー(どなー)
移植術で、臓器を提供する側の人をドナーと呼びます。一方、臓器を受け入れる側の人をレシピエントと呼びます。


