【イベントレポート】「ハートキッズ教室2025 in 流山」が開催されました
- Yumiko Hosoda
- 4月19日
- 読了時間: 2分

2025年3月29日、千葉県流山市の南流山児童センターにて「ハートキッズ教室 2025 in 流山」が開催されました。今回は午前・午後の2部制で行われ、参加した子どもたちは心臓の構造について学びながら、心臓外科医さながらの手術体験にも挑戦しました。

立体クラフトからリアルな縫合体験まで
まず取り組んだのは、3D心臓ペーパークラフトの制作。紙を折りながら心臓の形や働きを学び、立体模型を作ることで、血液の流れや心臓の構造を視覚的に理解しました。手を動かして学ぶことで、「心臓の色んな部分が分かった」と、子どもたちの興味もぐんと高まっている様子でした。

その後は、医療用ガウンと手袋、マスクを身につけ、いよいよ模擬手術体験へ。本物の医療器具を使い、人工心臓や血管の縫合にチャレンジ。普段は触れる機会の少ない医療の世界を、リアルに感じられる貴重な体験となり、参加者たちは真剣な表情で取り組んでいました。

「針が曲がっていて難しかった」「縫うのに力がいる」「本物の先生みたいで楽しかった!」といった感想が飛び交い、医師の仕事の難しさと責任の重さも体感できたようでした。

「こんなに難しいんだ!」子どもたちの気づきと驚き
子どもたちからは、
「心臓が右と左に分かれているのが分かった」
「心臓病は100人に1人いると聞いて驚いた」
「手術って、ずっと立っていて細かい作業ですごく大変!」
など、たくさんの気づきと学びが寄せられました。
中でも印象的だったのは、中学1年生の女の子の言葉です。
「授業では平面でしか見たことがなかった心臓を、立体で見ることができて感動した。縫う作業も、テレビでは簡単そうに見えるけど、実際は本当に難しかった」
――体験を通して、医療の現場に対する理解がぐっと深まったようでした。

また、保護者のみなさまからも「ただの体験ではなく、リアルさがあるからこそ学びが深い」「この経験が将来にきっとつながるはず」といった感想をいただきました。
ハートキッズ教室について
NPO法人ハートキッズ・ジャパンは、外見からはわからない心臓病について社会の理解を広げ、心臓病を持つ子どもたちとその家族が安心して生活できる環境づくりを目指しています。
小・中・高校生を対象とした、心臓病についての理解を深めるための体験型学習プログラム「ハートキッズ教室」を今後も全国各地で企画・開催予定です。
みなさまのご参加をお待ちしております。
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