【イベントレポート】「ハートキッズ教室2025 in 愛媛」が開催されました
- Yumiko Hosoda
- 6 日前
- 読了時間: 3分
2025年10月11日、愛媛県松山市にて「ハートキッズ教室 2025 in 愛媛」を開催しました。今回は、認定NPO法人ラ・ファミリエさんとの共催により、四国で初めての開催となりました。
当日は、心臓病をもつお子さんや、医療に関心のある子どもたちが多数参加。会場には、愛媛大学の医学部生や医師の皆さんもボランティアとして駆けつけてくださり、地域の医療と子どもたちがつながる一日となりました。

小さな手で挑む、本物さながらの医療体験
ハートキッズ教室は、心臓の仕組みを学びながら、本物の医療器具を使った模擬手術に挑戦できる体験型学習プログラムです。
まずは、心臓の形や働きについて理解を深める3D心臓ペーパークラフトづくりからスタート。カラフルに色分けされたペーパークラフトで、心臓の作りや血液の流れを学びます。

その後は、医療用ガウン・手袋・マスクを身につけて模擬縫合体験へ。本物の手術器具を手にした瞬間、子どもたちの空気が一気に引き締まります。

「針を通すのが難しい!」 と、不安を覗かせながらも、外科医さながらの細かな動作に挑戦する姿は真剣そのもの。
医学生や医師のサポートを受けながら、一針一針と糸を進めていく経験は、普段は触れられない医療の世界を身近に感じる貴重な時間となりました。
循環器医から学ぶ、愛媛特別プログラム
さらに、今回は「愛媛特別プログラム」として、認定NPO法人ラ・ファミリエ理事長で小児循環器医の檜垣先生による特別講義も行われました。

普段は心臓外科の体験がメインとなるハートキッズ教室ですが、循環器医の視点からも「心臓カテーテル」の仕組みや治療の流れを、丁寧に解説してくださいました。外科手術とは異なるアプローチで心臓病を治療する方法を学び、子どもたちの医療への視野も大きく広がった様子でした。

講義後には、医療スタッフのサポートで 「カテーテル手技」の体験も。
小さな穴から器具を操作する難しさに驚きながらも、多くの子が真剣な表情で取り組んでいました。
子どもたちから寄せられた声
「心臓を縫う時に、両手を使わないといけないのはとても難しかった。これらのことをいつもやっている医師はとてもすごいと思った。」(小学6年生)
「体の中の仕組みを知ることができて良かった。またやってみたい。」(小学2年生)
「ペーパークラフトで心臓の中が分かった。将来お医者さんになって、病気になっている子をたすけたい。」(小学4年生)
ハートキッズ教室について
NPO法人ハートキッズ・ジャパンは、先天性心疾患への理解を広げ、子どもと家族が地域で安心して暮らせる社会を目指して活動しています。
「ハートキッズ教室」は、心臓のしくみを楽しく学び、医療を身近に感じるための体験プログラムです。
小学生から高校生までを対象に、各地での開催を準備しています。次回のご参加を心よりお待ちしています。



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